良い就職をあきらめてフリーランスになった日
結局のところ、僕は社会不適合者です。
だからフリーランス(のAndroidプログラマー)をやっていると言っていいでしょう。
ここで残念な話だと思う人はブラウザバックでよろしくお願いいたします。
なぜこの出だしなのかというと、 良い就職を目指したが、 結局のところ就職のめんどくささに負けてフリーランスを選んだからです。
3行でという方にこちら
このブログで言いたいことはあれだ。
— ぷなつしー@サイドPJもやる個人事業主 (@Pooh3Mobi) 2018年2月5日
自分の将来設計にかなうような会社員になるのめんどいし、ガチャ要素あるしリスクだし、フリーランスでよくね?
ですね。
この世はガチャだらけ(だったら数を回せばいい?)
「派遣や外注はガチャと同じ」 これはこの業界ではよく言われる話です。
僕から言い返す言葉があるなら 「おまえら(会社)もガチャだ」 です。
つまり、どちら側からしても入る側がやってみないと分からない。
僕は、地方の会社を2~3社経験し 東京に来て2社の経験を経て、フリーランスになることを決意しました。
大した経験ではありませんが、その中で得られた結論は そんなガチャをしている余裕は(将来設計的には)どこにもない。
でした。
社会不適合者?
フリーランスを選んだのは 何社も面接を受けて、どの会社にも当たり障りなく 「御社のプロダクト」や「掲げておられる理念に共感したから」 なんて言える自分をよしとしないからです。 普通に就職できている人たちからすると、僕は不器用なのかもしれません。
前は僕も、どんな会社でも経験が詰めるだけマシと考えて行動していました。 でもそれは間違いでした。「常に自分がそこにいるべきではない」と思えることが多かったからです。 自分がいることで仕事をとってくる営業が苦労をしていたり、メンバーが慣れないAndroid案件をやらされたり、 Androidの案件を取ってくる事でその会社の本来の強みから会社の方針がぶれていると思うようになりました。 その歪みに耐えられず「自分はその会社から出ていき、自分がいるべき場所に収まるべき」と会社を出 メンタル的にもPTSDのような過去の自分の問題に思考がとらわれて抜け出せなくなるような問題がではじめていたのでサバディカルな期間を経た後、おととし最後の転職を行いました。 結果はまず入りたい会社や、自分にも入れそうな会社は見つからず、理念に共感できそうな会社に応募しましたがダメでした。(お祈りをもらいました) その後も前もなく、一社だけ受け、生活費的な問題もあり僕はそれ以上の会社へ応募することは心理的にもできませんでした。
楽な方を選んだらフリーランスに適合した!?
今思うと、通過儀礼のように煩わしい事が多い就職活動をバッサリすててのフリーランスは自分に合っていました。 自分は常駐型案件を何社も経験していましたし、フリーランスで常駐の案件があることも知っていましたので、 常駐案件であれば会社と個人が合うかは結局その場にいる人との相性にも左右されると知っていましたし、 転職的な負担なく何社も商談(面談)できるので率は良いし、相手側の負担も少ない。 それに会社員とフリーランスの差分になる開業や確定申告の部分だけなんとかすればいいと分かっていました。 なのでフリーランスという選択肢はそれほど難しいものではなかったですし、 今はAndroidの案件も多少マージンは抜かれますが仲介業者に頼めば仕事探しに苦労するケースはそうないだろうと思いましたし、 結果としては時間や心理的負担などを考えそれが当たりでした。 (といってもすぐに仕事が決まったわけではなく、4~5社くらいの商談で1か月半くらいはかかったと思います。もっと受ければいいのではと思われるかもしれませんが、たぶん僕には別の仲介業者とのやり取りも必要になり、平常心が失われやすいので、このペースしかできそうにないです。)
そう、(貯金が尽きるといった時間的な制約があったにせよ。それが結果的に僕の意思決定をスムーズにし) 僕は僕に合った就業方法を選んだ結果フリーランスになったのです。 たとえそれが、会社に就職するのが一般的な風潮にある日本にとっては、普通とは違う選択であっても 葛藤はあったものの、自分の殻を捨て、自分が楽な方を選びました。
会社員という考えに疑問がある
僕は現代の日本においての会社員という形に疑問を覚えます。 自分がその会社に実際に入って仕事もしていない、よくわからない会社の会社員になるのに 自分をあたかもその会社にとっての重要な人材になり得ると見せかけながらいくつもの面接をこなし あるいはまったく理にかなっていない無駄なコーディングテストや筆記テストを受け 精神、時間を疲弊しながら、自分の将来の資産形成になるかどうかもわからないキャリアパスや給料のために 有限の時間を消費していくのは、僕のような不器用な人間には到底無理ですし その苦労に似合うだけの会社というのはなかなか自分にとっては無いというのが僕の今の思いです。 社会的にはそういう通過儀礼的なものをするには不適合な人格がある中で そのやり方に無理やり合わせていき、なのに多くの部分を運にたよるような就職活動なんてクソです。 そんなもの捨ててしまえばいいです。 もしかしたらこんなことを考えるのは自分だけなのかもしれませんが(本当に??)
追記:
こんなこと書くと、お前がフリーランスできるのはおかしいなどとご高説をいただく可能性をふくめて あえて書きますが。今の会社のチームでのお仕事は1年半以上になりますし、チームの方から社員のお誘いを何度かいただいております。 またチームの方から実装、設計についてご相談いただいたりもして、それなりにお客さんからいい評価をいただいていると仲介のエージェントになる方からもいただいております。 (だからと言って僕が自分自身の評価が高いというわけではないですが、現在のチームには適合しているとは言えそうです) また今月から報酬アップをしていただけることになりましたので、フリーランスに向いていないという話には現段階ではならないと思います。